- Blog記事一覧 -捻挫したとき・・・冷やしてもムダなんです。最も肝心なこととは?
● 捻挫したとき・・・冷やしてもムダなんです。最も肝心なこととは?
こんにちは^^
ぼくは生まれてから一度も捻挫をしたことがありませんが、足首というところは捻挫しやすい箇所の様ですね…
21世紀になっても、捻挫した時に一番多い処置は冷やすことなんですね。
ところがこの冷やすという処置は、最も回復を遅らせることになるのです。
ぼくも過去に、ずいぶんと捻挫した後に冷やす処置をした人の足首を観察しました・・・
たいていが関節が不十分にハマっています。
この状態だと、足首が忘れた頃に痛むということを繰り返しますし、腰痛を併発していることも多いです。
足首を捻挫して炎症で腫れ上がったり筋肉が硬直するのは、関節の不具合を保護するための天然ギブスなんですね。
だから、このギブスのまま冷やしてしまうと関節の状態が不十分のまま固定してしまう訳で、後々の不調につながり易いんです。
こういう時に役立つのが蒸しタオルで処置することです・・・炎症の経過を早め、筋肉の硬直を速やかに和らげてくれます。
これは原理としては、熱いから効くのではなく、冷めるから温度差が刺激となって効くのです。
しかしこれは、あくまで補助的な方法なので、もっとも肝心なことはやはり関節を元に戻すことなんです。
足首の関節はアキレス腱を引っ張ったまま足の甲をつま先側に持っていくと一瞬外れるようになっています。 このとき足首と体幹との角度が重要になります。
一瞬でもきれいに外れると、きれいに元の位置に戻ります。
できるだけ早期にこの処置をすれば綺麗に戻るのですが、時間が経つほどに戻りにくくなります。
昔、海外で年末年始を過ごしている友人から連絡があり、別の国に住んでいる娘さんが足首を捻挫したとのこと。。
それで救急車が来たが、やっぱり冷やされるんですね…
それでは痛いので連絡をもらい、蒸しタオル法を勧めたわけですが、海外の常識もやはり冷やすのです。
海外の救急隊員も捻挫に関してはむしろ逆効果の処置をしている・・・それは心肺蘇生法についても同じです。
一般に行われている心肺蘇生法は、非常に蘇生率の低い方法なんですね。。