- Blog記事一覧 -思い込みと潜在意識
こんにちは^^
人間の思い込みというのは、意外とやっかいなものらしいですね。
例えば、風邪が治らないという表現・・・もうこれだけで、潜在意識にインプットされてしまうんです。
「早く治してね」と言われて「よし早く治そう」と思う・・・この段階で風邪はもう病気なのです。
あっ、早めのパブロンも…アホらしくなりますね(笑)
風邪はからだの平衡を保つための経過であって、病気ではありません。とてもシンプルなことですが、なかなか容易には受け入れられない様です。
我々の健康に対する概念にも一つの思い込みがあります・・・病気をしないことが健康だと思い込んでいるのです。
果たして本当にそうでしょうか?
病気の状態が、その人にとっての平衡ということもあり得ます。
病気という一つの“ゆらぎ”が人生の中で何度か起こり、元気というバランスに向かうとしたら、病気の概念がまるで違ってくると思いませんか?
例えば、脳溢血や脳梗塞の後には、半身不随など身体が動かなくなるというイメージが一般的には強い様ですが、これも思い込みなんですね。
脳溢血や脳梗塞で意識を失い、最初に目覚めた時に聞く第一声が非常に重要になります。
目覚めた瞬間に、「動けますか」と聞くと、潜在意識の深いところで本人は「やっぱり動けないのだ」と強烈に判断してしまいます。
逆に「ちょっとそちらへ動いてください」と当たり前の様に言うと、「なんだ、動けたんだ」ということが潜在意識に浸透します。
つまり、普段の思い込みを逆手にとって潜在意識に働きかけるかどうかで、良くも悪くもなるという訳ですね。
たったこれだけのことで、その後の回復の度合もスピードも俄然違ってきます。
実は、施術においてもこれと同じ事が言えるのです。
潜在意識にまで浸透したものは、必ず相手の潜在意識にまで感応する筈です。
・治したい → 治らなかったらという不安 → 治らない現実
・治ったら儲けもの → 不安が少ない → 治る現実
・勝手に治るという自信 → 治る現実
・・・と、こんな具合です。
まったく同じ施術を同じ相手にしても結果が違うのは、やり手の潜在意識レベルが違うからなんです。
人間はとかく難しいことを考えたり、回りくどいやり方で対処しようとしがちです。
しかしぼくは、人間の心とからだは意外とシンプルなものだと思い込んでいます(笑)
その意識が強まれば強まるほど、自分にも周りの人にも、こんなにもシンプルだったのだという気づきが生まれると信じています。
シンプルだという思い込みは、多くのシンプルな現象を引き起こさせることでしょう^^